藤川通信 vol.2

藤川選挙戦略Report

永田町からの報告2


前代未聞の自民党によるパーティ券の裏金化をきっかけに、永田町は政治と金の問題で、大きく揺れています。かつてのリクルート事件の時のような変化が訪れるのか、それとも自民党の機器バネでなんとか乗り切れるのか微妙なところに位置していると言えます。

私の見立ては、岸田総理が持ち前の鈍感力で先手必勝とばかり、4月訪米の後に電撃的日朝会談と減税政策の実行を断行することで支持率を上げ、6月解散、7月選挙に持っていけるかどうか?これが最大のポイントであり、そこで解散に踏み切れなかったら岸田内閣は退陣を余儀なくされると思います。そうすると次は自民党の顔を変えての総裁選を経て秋野選挙に持ち込むことで、再生内閣のイメージを創造して過半数割れを防ぐことである。野党がバラバラである以上、自民党は救われる可能性が強いと想像できるのだ。

いずれにしても夏以降の解散総選挙は不可避だと考えるが、こんな歴史的チャンスなのになぜ野党はバラバラなのか、私は率直に残念に考えている。平成の2度の政権交代の時には小沢一郎氏が接着剤として、リーダシップを発揮したが、今日的には野党を纏めたり、自民党を割ったりするだけの力量を兼ね備えた政治家の不在を痛感するところです。秘書出身の私にとっては、歴史のある宏池会や清話会が解散されたことは衝撃的であった。自民党の体質から見て、これだけの巨大組織が派閥がない形でありうるのか?すでに政策集団としての復活が模索されているようですが、政治家を鍛え育てて行く機能を今後はいかに進めて行くのか、ただでさえ小粒化している政治の現実の中で、仲間や人のた為に汗をかく機会を失って何処で政治的人間力を高めて行くのだろうかと危惧するばかりです。

政治はおよそ15年から20年くらいの単位で動いて行くと私は認識しており、その意味では2011年に3年3ヶ月で崩壊した民主党政権から自民党が政権を奪取して、すでに13年になるわけですから、次の次の衆議院選挙では政権交代の可能性が高まってくるのではないかと予期している。それはせっかくの歴史的チャンスを野党が団結できない為に自民党がかろうじて政権を維持することになり、その大反省からしか政権再編成は起こり得ないからである。ですからリーダー不在の迷走がまだまだ続くものの、かつてのように自民党内の政権交代によって潜り抜けるのは困難だと拝察します。立件と維新の教頭か、維新と国民、都民ファーストなどの中間政党の団結か、あるいは自民党内の分裂を再び惹起しうるか、この国の命運がかかっていると思うのです。政治が変わらなくては日本は失われた30年をさらに40年、50年と続け、世界の中堅国家として没落して行くだけだろう。私はそんな日本の悲劇を見ることなく死んで行けるが、本当にそれでいいのかと生きている限り叫びながら、抗いながら、変化の時代を歩んで行きたいと思います。

選挙の基礎講座2


戦後の日本はどんどんアメリカナイズされて行った。にもかかわらず政治はどうしてアメリカの真似をもっとしなかったのかと学生時代から疑問に思って来ました。かつて1度だけアメリカに選挙の視察に行ったことがあるが、候補者は選挙技術には一切かかわらない。つまりポスターをどうしようとか、チラシの作成とか、宣伝カーの運行などにノータッチで、全て選挙キャンペーン会社に任せる。もちろん活動する前にはコンセプトを考え、政治への思いはスタッフとともに十分に議論するが、一旦決めたら候補者はひたすら演説内容を叩きこみ、有権者とあって心を掴めるように努力日々努力する。99%そこに時間を費やす。何より驚いたのはボランティアです。下院議員選挙で2000人くらいの男女が手伝いをしたいと集まり、みんな1000円~10000円くらいのカンパをして行く。日本ではあり得ない光景。しかもボランティアとは電話作戦か戸別訪問をすることで、なかなか日本ではそんな作業をしてくれるボランティアは少ない。さらに驚いたのは100軒訪問すると70軒くらいは自然体で応じてくれる。日本ではあり得ない。まして2万どころか5万、10万、50万のパーティが行われてサンドイッチと珈琲だけでも誰も文句を言わない。政治が参加型になっている。しかし日本では政治に人が集まらないし、電話や戸別訪問をしていると虚しくなるのが必定。この政治文化の差は著しい。何か問題があると政治家かばかりが批判されるが、有権者のあり方は問われない。私はずっと政治の側にいて、この違いを克服していかないと日本の政治は民主主義とは言い難いと感じて来ました。それが変わらないのであれば、日本的な政治風土の在り方をしっかりと認識して、それに見合った現実的な選挙制度や政治活動のあり方を考えていかないと、低投票率の選挙から抜け出せないのだ。


昭和の時代は選挙と言えば戸別訪問で、地域のご婦人や講演会のメンバーを中心に軒並みあいさつ回りに廻ってくれたものです。個票が何枚集まるか、そこに候補者本人や秘書が挨拶に行き、票を固めていく。それが当たり前であったが、今日では戸別訪問を徹底してやる人が、少なくなってきている。それは大変な作業だからである。
かつて田中角栄先生は『選挙に当選したかったら5万軒の戸別訪問と3万回の辻説法を行うことだ』と言っておられた。選挙区を歩けば歩くほど地域を理解し、人々の暮らし向きや意見がわかってくる。それを掬い上げるのが民主主義の政治家であると。まさに個別訪問こそ選挙の王道であり、足腰を強くするにはそれしかない。私はいつの時代もそこは変わらないと思っています。

第6回勉強会を開催

第6回勉強会は1月10日、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏を講師に、日本の政治が何処へ行くのか、岸田内閣はどうなるのかとのタイムリーな話題で会場いっぱいの参加者に防災対策も含めて持論を展開していただきました。また藤川代表理事からは変化の時代に突入した政治に、野球の大谷氏、将棋の藤井氏のような人材を発掘し育てなくてはならない、それが藤川選挙戦略研究所の使命と課題だと主張、来賓の行徳哲男先生は日本人が覚醒すべき時、惰眠をむさぼっていていいのかと憂国の弁。会場は熱い思いに包まれました。6月解散、7月選挙が予想される中で、日本にとって今年が正念場の年となるだろう、ともに気を引き締めて歩んで行こうと、木内孝胤元衆議院議員の三本締めで閉会。お蔭様で大変盛会のうちに閉じました。心から御礼申し上げます。

政治ジャーナリスト鈴木哲夫氏

政治ジャーナリスト鈴木哲夫氏

自身の体験談を語る藤川代表理事

自身の体験談を語る藤川代表理事

行徳哲男先生の心のこもった挨拶

行徳哲男先生の心のこもった挨拶

満員御礼ありがとうございました

満員御礼ありがとうございました

復興支援募金の案内を金子祐介理事より

復興支援募金の案内を金子祐介理事より

木内孝胤氏の三本締め

木内孝胤氏の三本締め

運営スタッフと

運営スタッフと

CBDの個人的感想

●CBD(シービーディー)の正式名称はカンナビジオール。ヘンプの主要成分のひとつであり、精神作用がない安全な栄養素です。

●大麻は植物であり、カンナビノイドと言われる成分だけでも100種類以上あり、それ以外の成分を合わせれば1000を超える数多くの物質を含んでいます。

●カンナビジオール(CBD)は炎症を鎮めたり不安を和らげたりする作用があります。海外では、医薬品をはじめ食品や日用品など幅広い分野で、大麻由来成分を含んだ製品の販売が拡大しています。

●アサに含まれる物質「カンナビノイド」の一つ。さまざまな細胞機能のバランス調整に寄与。精神活性作用、習慣性や依存性もありません。

  1. 抗酸化作用によって、シミやくすみを防ぎ、肌につやを取り戻す。
  2. 抗糖化作用によって、しわや廊下を防ぐ。
  3. 抗炎症作用によって、にきびや赤み、皮膚炎を改善する。
  4. 皮膚をコントロールし、炎症などの肌トラブルが起きるのを防ぐ。
  5. 傷跡や肌疾患の改善。
  6. リラックス作用。
  7. 痛みの軽減
CBD(カンナビジオール)

世界保健機関(WHO)が確認を行い、安全性(依存性・乱用性が無いことなど)を明示しています。

また、2018年1月1日には、世界ドーピング教会で、CBDをドーピング薬物規制対象から外すことが決定されました。これにより全世界各大会に出場を目指すスポーツ選手も精神リラックスや痛みの緩和にCBDを使用することが可能となり、世界でも急速にアスリートの利用も増えています。

◆健康に与える影響は?

マリファナの主原料のTHCには精神活性作用があり、いわゆる「ハイになる」状態を生じさせます。しかし、カンナビノイドの一つであるCBDの方には、THCのような精神活性作用はないことがわかってきました。

◆CBDとは「医療用大麻」のこと?

大麻由来といえども、CBDと医療用大麻は全く別物です。医療用大麻は、「医療用」と冠していますが、THCを多く含んでいます。つまり、用途が違うだけで嗜好用大麻(マリファナなど)と中身は同じです。CBDは大麻の中でも、CBDを多く風味、THCが少なくなるように「品種改良」したものがあり、それを用いてCBDのみを抽出したものです。

◆現在、日本で売られているCBD製品は違法商品が多い

大麻取締法では、規制対象になっていない大麻の部位があります。つまり、その部分からとれた製品は販売できます。具体的には、「大麻草の成熟した茎及びその製品」は、大麻取締法の適用外であると同法に明記されています。

従って大麻の成熟した茎と種は法の適用外で、規制の対象になっていないのです。

70年の若干の政治的考察2

高校の入学式は1969年、全国の学生運動が安保反対運動とともに盛り上がって、毎日がデモ隊のニュースで騒然としていた。

私は大阪の私立の学校に何とか入学したのだが、入学式の時に校長先生が、家永三郎氏の教科書について批判的な意見を述べた。私は当然共産主義の脅威を痛感し、保守的な心情を高めていた多感な時代だった。それから数日後に、ヘルメットを被った20人くらいの他校の高校生が校長室に乱入しバリケードを張って立てこもるという事件が起きた。革命的共産主義者同盟の第4インターナショナルというトロツキーを信奉する組織だった。私はとっさに木刀を持って7人ほどの同級生を募って好調を助けに行こうとした。運動部の先輩たちと合流して、バリケードを解除し校長を救助した。まさに16歳、青春の入り口での象徴的な出来事だった。私はしかし彼らの理論や行動もできる頭も持たず、流行していたマルクス・レーニン主義がどんな思想なのかもよく理解できていなかった。

その為、高校時代は思想や哲学の本を貪るように読み耽ったものだった。そして高校2年生の時に作家の三島由紀夫氏が市ヶ谷台自衛隊のバルコニーで憲法改正を訴え割腹自決した。衝撃だった。三島全集を愛読書にもしていただけに、支柱を失ったような気持ちになり、以来保守系の学生組織に入り、近隣の高校生を集めて、日本再生に覚醒する仲間を集めて行った。

今では考えられない状況だが、共産党の高校生組織や革共同系のグループなど、周りはそんな高校生がかなりいた時代だった。私はよく左翼系の連中と乱闘事件を起こし、新聞テレビでは学生運動の全盛期で早く東京の大学に入って活動しなくてはならないと焦燥感にかられる高校時代だった。しかし、志を抱いて上京したのは1972年。今大閣と持ち上げられた田中角栄内閣が誕生した年であり、政治から経済への転換期であった。日本列島改造論がその基軸となり、日中国交正常化とオイルショックによる狂乱物価、ロッキード事件と、さすがの田中総理も苦戦をした時代だった。アジアを歴訪しながら反日デモが各地で起こるのを見て、日本の立場がこれから国際社会の中で難しくなるのではないかと危惧したものでした。

(つづく)

内閣総理大臣 田中角栄 雄魂

田中角栄元総理の揮毫

藤川選挙戦略研究所事業内容

選挙プランニング

選挙ばかりをしてきた人生でした。これまでの戦績は143戦130勝13敗。その経験から国会議員、地方議員、首長選挙のアドバイス、お手伝いをさせていただいています。お気軽にご相談ください。

選挙調査

世論調査は選挙のコンセプトや戦略戦術を考えるうえで必要不可欠な情報です。自らの知名度や地域での支持の強弱を知ることで、活動内容が随分有効化します。

コンサルティング

政治事務所や一般企業の顧問に多数就任、コンサルティングをすることで、会社が、それ以上に社会全体の利益に繋がるようアドバイスをさせていただいております。

勉強会・研修会

国会議員政策秘書、大阪市会議員、政党事務局長の経験から独自の視点で政治を解析し、わかりやすく講演することで定評。勉強会は年に6回タイムリーな講師をお招きして開催しています。

人材育成

戦略研究所の一番の目標は後進の育成です。人を育てることこそ年寄りの責任。リーダーシップの在り方やコミュニケーションのとり方などを訓練し、何よりも有権者に信頼される候補者力を養う。

暗号資産関連技術と製品の企画、開発、製造

デジタル通貨は世界で200兆以上もの資金が動いています。当研究所では画期的なマイニングの製造販売とデータセンターの構築を薦めています。ビッグチャンスがすぐそこに。

CBDオイルの販売

いよいよ戦略研究所オリジナルCBDオイルの発売へ。藤川所長がこの一念で体感した心身に漲る力。この喜びをお届けしたいと製品開発。驚異のカンナビエナジーF。

動物愛護の活動

日本では犬が705万頭、世界では5億頭が飼育されています。しかし、まだまだ世界では犬の肉を食べている地域があり、日本でも残っています。その禁止と殺処分ゼロの活動をお手伝いしています。

一般社団法人藤川選挙戦略研究所 藤川晋之助
23歳から代議士秘書、大阪市会議員、政策担当秘書、政治アナリスト、選挙プランナー、政党事務翌朝などを歴任。現在、いくつかの国会議員事務所顧問を務める。議員や首長の政策立案、主として田中派、小沢派、第3極での選挙サポートを100回以上経験、政官、マスコミに幅広い人脈を持ち、高い勝率で選挙の神様とも呼ばれて名高い。